ルケ ディ・カスタニョーレ モンフェッラート ブリク・ド・ビアンク[2019]【ルカ・フェラリス】Ruche di Castagnole Monferrato Bric d’Bianc 

2,277円(税207円)

定価 2,530円(税230円)

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ルケ特有のバラのアロマがとても華やか
ルケの素晴らしさを知るのに最適な1本


ブリク・ビアンクは、畑のある丘の名前で、「ビアンクさんの丘」という意味。畑は、標高260mの南西向きで、土壌は軽くエレガントなスタイルになる砂質と、パワフルになる粘土質の混合。
コンピューターにより、熟していない実は収穫せず、熟した実だけ収穫できる機械を使っています。

残糖を多めにし、発酵温度をこれまでより下げて、従来より、よりエレガントでフレッシュ、モダンなスタイルに変更しました。紫がかったルビーレッド色、バラの花やスミレ、チェリーを思わせる非常に華やかでアロマティックな香り。かすかにタニックですが、ドライでバランスのとれた味わい。たっぷりとしてベルベットのようにしなやかな口当たりがあります。2〜3年後が飲み頃ですが、熟成も可能で、熟成により素晴らしく変化します。また、ルケは熟成しても色は変化しません。
「ルケはどれくらい熟成可能なのか?」という質問に対して、「ヴィンテージによって熟成の仕方が異なっているので、一概には言えない。例えば2004年のオペラ プリマのように、15年たってトップ クオリティになることもある。」とルカ・フェラリスは話していました。



薔薇の香りを持つ特別な葡萄「ルケ」

「ルケはとてもユニークな品種で、世界中どこを探しても見つけることが出来ない品種です。
ルケの特徴は、なんといってもその芳香で、薔薇の花を思わせる強い香りが感じられます。また、糖度が高いため、アルコール度数が高く、ボディがしっかりとしたワインが出来上がります。非常に個性的な葡萄品種でありながら、1960年代にはほとんど忘れ去られてしまっていました。その理由は、ルケが非常にデリケートな葡萄であり、栽培することが非常に難しいためです。例えば、同じピエモンテ州の黒葡萄バルベーラと比較すると、ルケを育てる労力やコストは4倍かかると言われています。ルケは糖度が高いため、蜂が集まってきて、葡萄の実が傷つけられてしまい腐敗するリスクが高くなります。また、果皮が薄いため、収穫期を見過ごしてしまうと、葡萄が割れて腐敗してしまいます。そのため、収穫のタイミングが難しいという点も指摘できます。

香りが特徴的で、白ワインのような香りが広がります。食事との相性もよく、熟成したチーズ、トリュフ、バーニャカウダ、様々なお肉、ビーフシチューとも良く合います。肉料理のソースなどにルケのワインを少し入れて、食べるとより一層旨みが引き出せます。また、特に相性が良いのは、ジビエで、スパイスとルケの香りとの相性が非常に良いです。最初から最後までこのワイン一本で楽しめるのがルケの魅力でもあります。
また、ルケは繊細なワインですが、同時に複雑さを持ったワインです。



産地:イタリア ピエモンテ州カスタニョーレ モンフェッラート
品種:ルケ100%
熟成:ステンレスタンクで6ヶ月熟成
容量:750ml
希望小売価格:2,530円(税込)

生産者情報 ルカ・フェラリス LUCA FERRARIS 


唯一の公式なクリュ「パッロコ」を所有するルケのパイオニア




ルケの生産者協会の会長を務めるリーダー的生産者

1979年生まれのルカ フェラリスは、フェラリス アグリコーラの4代目当主として活躍する人物です。
ルカは、ルケの生産者協会の会長を務めており、この地域を代表する生産者として知られています。ワイナリーの歴史は、今からおよそ100年前の1921年にまでさかのぼります。1899年にアメリカへ移り住んだルカの曾祖父、ルイジが得た資金を元手に妻のテレーザ(曾祖母)と息子のマルティーノ(祖父)が畑と建物を購入しました。しかし、マルティーノの息子ルイジ(父)は、ワイナリーを継がず、トリノへ移り住み別の仕事についていました。葡萄の栽培は行なっていたものの、収穫した葡萄は協同組合に販売していました。「父の世代の人々は、トリノに出稼ぎに行っていました。しかしここ10年ほどでルケが人気になったおかげで、人々が地元のワイナリーで働くようになってきています。それぞれが植樹を行いエリア全体が復活したのです。ルケが国際的に成功したことで簡易的な宿泊施設やレストランができ、観光地としても栄え、経済も活性化するようになったのです」。



「★★★★ルケ ディ カスタニョーレ モンフェッラートのトップ生産者」――『ポケットワインブック2020』  

トリノで生まれ育ったルカは、幼い頃、週末や休暇中に祖父母の家に行っては、洞窟のようなセラーや葡萄畑で遊んでいました。そしていつしかワイン造りの道を志すようになっていました。「父は、私がワインメーカーとして働きたいと言ったとき大反対しました。しかし、ルケという葡萄が頭の中から離れることはなく、父の反対を押し切って葡萄栽培者としての道に進むことを決意したのです。そして2001年から正式に祖父母のカンティーナを引き継ぎました」。当時、ルケは最後まで発酵させる技術がなかったため、甘口のワインとして生産されていました。ルカは、このエリアで初めてグリーンハーベストを行い、収量制限によって葡萄の品質を高めました。

「ルケは樹勢が強く、そのままにしておくと多くの実をつけてしまい、集約した葡萄が得られません。質の高い葡萄を得るためにはこの作業が必要になります。地面に葡萄をたくさん落とすことに皆が驚きましたが、それは間違いではありませんでした」。そして、低温発酵の導入や酵母の改良などを経て、高品質な辛口のワインを造れるようになっていきました。「2001年に初めてのワインを造りました。当時は、当然従業員もいませんでしたので、友人たちに手伝ってもらっていました。現在、ルケという葡萄でワインを造り続けて18年になります」。今ではワインの生産量は5,000本から25万本へ、栽培面積は1haから30haへ、従業員はルカひとりから8人へ増え、30ヶ国に輸出するまでになりました。ヒュー ジョンソンの『ポケットワインブック2020』では、最高評価の4ッ星生産者として掲載され、トップ生産者として評価されています。




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