1.5ha。平均樹齢20年。それぞれ独立して植樹されたリースリング、ピノ・ノワール、ゲヴェルツトラミネールを3分の1ずつのブレンド。わずか10cm程度の砂礫質・花崗岩質の表土に、重厚な泥土質・粘土質の基層。
「各品種の個性は感じられないでしょう?このワインは、テロワールの個性が品種の個性を上回ることの証明書でもあります」
ダイスのプルミエクリュの白の中では、もっとも濃密かつ重厚なスタイルで、「ブラインドだと赤と間違える人も多いです」(ジャン・ミッシェル・ダイス)。フランスの高級レストランのオンリストがとりわけ多い作品です。
産地:フランス アルザス地方
品種:リースリング1/3、ピノ・ノワール1/3、ゲヴュルツトラミネール1/3
オーガニック:ビオディナミ(1997年ECOCERT認証、2007年demeter認証)クローン樹を極力使用しない
生産年:2015年
容量:750ml
出荷:当日〜2営業日
生産者情報 マルセル・ダイス Marcel Deiss
パーカー5ツ星生産者
1744年から続くダイス家は、フランス・アルザス地方コルマール市の7km北方、ベルクハイムに位置しています。1945年に故マルセル・ダイス氏がワイナリーを設立。その後息子アンドレ・ダイス氏を経て、3代目である現当主ジャン・ミシェル・ダイス氏に継承。
創業当時約12haだった所有面積は、現在9つの村に220区画、合計32haの斜面畑を所有するほどに拡大しています。
AOCの法改正も成し遂げた信念の男
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。
アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。
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